月別アーカイブ: 2014年6月

草加市Y邸:地鎮祭

2014.06.29 草加:晴れ。

みなさん、こんにちは。
デザインスペックの小林です。

2013年の2月。一本の電話がありました。
「自宅兼作業場の設計をお願いしたいんですけど。」
それが施主であるYさんとの出会いでした。

Yさんは家具職人。3人のお子さんと奥様との5人家族です。
現在は知り合いの作業場で働いているけれども、この度独立するとのことで、自宅兼作業場というお話でした。

そのころ、私は、石巻市Y邸の現場監理で東北に行ったり来たりしている状況でした。
そして、水戸市Y邸と葛飾区T邸の実施図面(見積用の図面)の同時進行中という、トリプルブッキングな状況でヒーヒー言っていたので、お引き受けできるかどうか不安だったのですが、
「土地もまだ決まっていないので」
ということだったので、時間的な猶予もあると思い、お引き受けすることにしました。

ところがそこからが、予想以上に長かったw

お施主さんの気になる土地を一緒に見に行って、あれこれ土地の善し悪しをお伝えし、その都度持ち帰って家族会議をしては、やっぱり別の土地にしよう、ということを何度も繰り返したり、ローンのアドバイスをしたりしているうちに、あっという間に10ヶ月ほどが過ぎました。
そして、昨年11月29日、Yさんから4つ目の土地の資料が届きました。
後日、一緒に土地を見に行き、今までの土地にはないピンと来る感覚が、私もYさんもあったのでしょう。
ほどなくして、この土地で進めることに決まりました。

その間に、石巻は終わり、葛飾も竣工間際になり、水戸も建築確認が下りていよいよ着工準備という状況になり、結果的に良いタイミングになりました。

そこから、いよいよ基本設計が本格的にスタート。
初回プレゼンで気に入っていただき、ほぼ原案のまま、実施設計になりました。
そして、見積、工事契約、建築確認を経て、いよいよ着工準備が整ったわけです。

と、こうかくとトントン拍子のような感じに聞こえるかも知れませんが、打ち合わせはなかなかヘビーでしたw
Yさんが、日中は仕事のため、打ち合わせはもっぱら夜20時以降。近所のファミレスで夜中の2時ぐらいまで打ち合わせすることもしばしば。
でも、そうやって膝をつき合わせて打ち合わせを重ねることは、とても大事なことなんです。

いろいろなことが許されるならば、このプランができあがるまでの時間をもっともっとかけたい、と思います。

と、前置きはこれぐらいにして、6月29日、晴れて地鎮祭の運びとなりました。
さて、頑張りますか!

2014.06.27 ymn地鎮祭。
2014.06.27 着工準備。
地鎮祭の前々日、地盤改良の確認と、地縄(建物の外形を縄などでトレースしたもの)と配置の確認をしました。

2014.06.29 ymn地鎮祭。
2014.06.29 地鎮祭。
とびきりの地鎮祭日和で、気持ちもワクワクします。
これからなにが起こるのか興味津々の子供達。

2014.06.29 ymn地鎮祭。
2014.06.29 地鎮祭。
おとうさんが「えい、えい、えい」と鍬入れの儀を執り行う姿がおかしくてたまらなかったみたいですw
そうですよね、ちょっとした芝居ですものね。
でも、自然を人間がいじるわけですから、そのような気持ちを持つことは、現代においても大事なことだと思います。

草加市Y邸の竣工予定は11月。4ヶ月半、しっかり設計監理をしたいと思います。

水戸市H邸:木工事、外壁工事(6月)

2014.06.18 水戸:曇り。

みなさん、こんにちは。
デザインスペックの小林です。

今回は6月の施工状況をお伝えします。
外壁工事が始まり、内部の木工事も2階部分があらかた進み、1階部分の工事へと進んでいくところです。
ここで、再度お伝えしておきますが、今回の建物は2階建ての2世帯住宅で1階が親世帯、2階が子世帯(玄関部分のみ1階)となっています。
ですが、単純な2層の空間ではなく、様々な天井高さの空間があり、ちょっと複雑な立体構成になっています。
気持ちとしては親世帯が1階、2階3階が子世帯という感じをイメージしながら見てもらうとよいかもしれません。

また、徐々にできていく様子を見てもらいたい気持ちと、完成までのお楽しみにしておきたい部分ともあり、いつもこのブログは勝手に葛藤していますw
なので、今回は全容というよりも、施工泣かせの『イヤラシ・ポイント(普通につくればなんてことないのに、設計が拘るばかりに出てくる施工泣かせのポイントを、勝手にこのように呼んでいます)』を中心にお伝えします。
なので、用語など意味不明な部分もあるかと思いますので、適当にスルーしてくださいませw

2014.06.06 HYM木工事、外壁工事。
2014.06.06 施工状況確認。
外壁工事が始まりました。今回の外壁はグリーンと白のツートンです、まずはグリーン側。いい色です。

2014.06.06 HYM木工事、外壁工事。
2014.06.06 施工状況確認。
イヤラシ・ポイント(1)。2階子世帯の内装は、クロスとベニヤのツートンになります。窓の高さで切り替わる分が1箇所だけあるのですが、ここの処理が実に、いやらしいのです。大工工事も仕上げ工事も逃げが効かない納まりです。

2014.06.06 HYM木工事、外壁工事。
2014.06.06 施工状況確認。
イヤラシ・ポイント(2)。クロス部分にあるニッチ(壁がくぼんで飾り棚などになる部分)の納まりです。壁面と天井面はクロスを巻き込むのですが、床面だけは強度を考えてベニヤになります。ですが、その厚みが分かってしまうと、野暮ったくなるので、このように小口部分を極薄に割いてもらっています。
この状態で乗ったら、ボキッと折れてしまうくらいもろいのですが、仕上がった状態では、しっかり強度がでます。

2014.06.06 HYM木工事、外壁工事。
2014.06.06 施工状況確認。
イヤラシ・ポイント(3)。言葉では説明しにくいのですが、2階の子世帯部分は、LDKのフロアを中心に半分下がった部分にサニタリー、半分上がった部分に子供部屋、寝室があります。
写真は、その半分下がったサニタリーからLDK側をみたところ、ギザギザしたベニヤは階段の下地となります。
通常、階段の裏側というのは、オープンな吹抜階段などを除いて、見えてこないことが多いですが、今回は、階段の裏側にもその形状がそのまま見えてきます。なので、まったく逃げがありません。
しかも、階段の両脇スペースにもササラ(階段の段板をささえる側板)を設置するスペースがありません。
さらに、追い打ちを掛けるように、設備の配線スペースも必要となります。
そんなわけで、大工さんや設備屋さんと侃々諤々。
結果、このようなベニヤササラを考案しました。

2014.06.18 HYM木工事、外壁工事。
2014.06.18 施工状況確認。
日付変わって18日に再度現場打ち合わせ。やはり全体の感じも少しお見せしておこうかと。。。
2階子世帯、LDKの様子です。こんな感じでベニヤとクロスのツートンの壁になります。
写真右手がキッチンスペース、正面上が子供部屋、正面下がサニタリー、浴室スペースになっています。
ちなみに、写真に写っている階段が、イヤラシ・ポイント(3)のベニヤササラによる階段です。

2014.06.18 HYM木工事、外壁工事。
2014.06.18 施工状況確認。
続いて1階の様子です。まだ間仕切り壁などがないので、全然わからないかと思いますが、ここはリビングスペースです。
写真左手に見える階段がちらっと見えますが、これは上の子世帯のもの(リビングからサニタリーに下りる階段)。
さて、1階親世帯にこんなに階段がせり出していて、いったいどうするのでしょうね?
ここも、楽しみにしていてください。
ちなみに、その下の部分が、親世帯の収納スペースです。
なんとなく、立体構成がどうなっているかわかるでしょうか。

2014.06.18 HYM木工事、外壁工事。
2014.06.18 施工状況確認。
外壁工事の続きです。白い方の壁ができました。
なぜツートンなのかは、後々わかりますので、お楽しみに。

次回は7月の施工状況をお伝えします。