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水戸市H邸:建前。

2014.03.16 水戸:晴れ。

みなさん、こんにちは。
デザインスペックの小林です。

皆さん、建前ってご存じですか?本音と建前のそれではないですよ。いわゆる上棟式です。
建物の骨組みができあがった段階でとりおこなう厄除けの儀式ですが、最近ではあまり見られなくなってきました。
ましてや、上棟式のあとにおこなわれる餅撒きなどは、最近の若い人は見たこともないでしょう。

今回のH邸では、施主さんのたっての希望により、この餅捲きを行うことになりました。

ちなみに、この餅捲き、歴史はとても古いです。
正式には「散餅銭(さんぺいせん)の儀」といって、平安時代から執り行われていました。庶民の家でも行われるようになったのは江戸時代になってからですが。
かつて、家を建てるということは、地域での共同作業でした。なので、この共同体同士で厄災がないように、富(餅、銭)を骨組みの上から投げて、富を分配するというのがそもそもの習わしです。

現代では、家造りそのものが地域の共同作業という形態からはずいぶんかけ離れてきていますが、それでもその地に生活していく上で、地域との関係は切っても切れないものがあります。

家をたてる段階で、そうやって隣近所と繋がっていくということは、現代にこそ必要かもしれないなと、思います。
言葉などなくても、「お互い様」ということを肌身で感じられると思います。

これから、デザインスペックの設計条件に、「散餅銭の儀」って入れようかと、本気で思いましたw

2014.03.16 HYM建前。
2014.03.16 建前当日。
設計者である私自身、子供の頃の情景を思い出し、とてもワクワクしています。

2014.03.16 HYM建前。
2014.03.16 餅捲き開始。
なんと、私も撒き手として上ることに。
半分仕事を忘れて、餅やらお菓子やら投げ銭やらを撒くのに没頭してしまいましたw
はっきりいって、むちゃくちゃ楽しいです、これ。

2014.03.16 HYM建前。
2014.03.16 無事に終了。
興奮冷めやらぬ子供達の姿が、とてもほほえましかったです。
やっぱり、絶対やるべきですね。
つまらない隣近所のいざこざなんて無くなると思います。

2014.03.16 HYM建前。
2014.03.16
建前終了後、きちんと建築士としての仕事も行いました。
一通り構造のチェック。問題なし。