月別アーカイブ: 2013年2月

石巻市W邸:上棟。

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最初にお断りしておきます。
このブログは5月に書いてます。
でも、さもその時に書いたかのように、その時の情報で書きます。
4月末までのブログは、これ以外も、全部そんな感じでいきます。
夏休みの最後に、溜まった絵日記を仕上げる子どもの頃を思い出しながら(笑)
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2013.02.20 石巻:快晴。

みなさん、おはようございます。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

昨日から石巻入りしました。
土台敷きの施工状況を確認したり、墨出しのチェックをしたり。
多少の是正はあったものの、概ね良好。

そして、本日、絶好の上棟日和!
昨日は、雲行きが怪しかったので心配していましたが、よかった。

2013.02.20 WTN上棟。

朝一で、寒空に、「カコーン、カコーン」という掛矢(かけや:樫などで作った大形の槌。)で、骨組みを叩き入れる音が響き渡ります。

この音、好きなんですよね。
自分の田舎は、山に囲われた所だったので、この掛矢の音が、山にこだましていたのをよく覚えています。
昔は、上棟式というと、屋根に五色の旗をあげて、餅やらひねり銭やらをばらまいたのですが、今はそんなイベントもすっかりなくなってきましたね。

2013.02.20 WTN上棟。
1階軸組の様子。スキップフロアではないのですが、ちょっと変わった段差の空間があるので、不思議な軸組となっています。

2013.02.20 WTN上棟。
2階軸組の様子。今回は、作業性も考えて、床合板を先に施工する方針を採りました。

2013.02.20 WTN上棟。
柱を立てて、

2013.02.20 WTN上棟。
登り梁を掛けます。響き渡る「カコーン、カコーン」が心地いい。

2013.02.20 WTN上棟。
2階の様子。
軸組と青空と夕日。軸組萌えですw

そんなこんなで、建坪28坪の軸組は、あれよあれよというまに、一日で組み上がりました。

2013.02.20 WTN上棟。
最後に、ご家族全員で記念撮影。

上棟式が夕方になってしまったので、宴にはなりませんでしたが、建て主さんから、お弁当やらなんやら、素敵なご祝儀を沢山いただきました!

さて、これからも頑張ります。

石巻市C邸:1stプレゼン。

2013.02.09 石巻:晴れ。

みなさん、こんにちは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

本日は、C邸最初のプレゼンでした。

前回のブログでお見せした「出窓ハウス」のアイデアはどんな感じのプランになったのでしょうか。

ちょっとだけ、プレゼン資料をお見せします。

0209cb
プレゼンシート1

0209cb
プレゼンシート2

C邸は、1階が親世帯、2階が子世帯の完全分離型2世帯住宅です。
それぞれのライフプランに応じた空間を、「出窓ハウス」という同じアイデアを用いて考えてみました。

言葉だと分かりづらいとは思いますが、
ちょこっとだけ、プランの説明をします。

実はこの建物、建築面積は16坪と、とってもコンパクトです。
ですが、1階2階の床面積は21坪ずつあります。
つまり、この5坪分がいわゆる出窓状になっているわけです。
基礎に対して、建物が四周ぐるっとひとまわり大きくなっているとイメージしてもらえばわかりやすいかと。

そして、その部分を出窓としてだけではなく、カウンターだったり、収納だったり、居室の一部だったりと、様々な使い方をしています。
こうすることで、構造的には奥行き3.64mしかない空間が、視覚的な広がりとして4.55mまでひろがり、実面積以上の広さを得られるのです。

とはいえ、二人暮らしの親世帯に対して、子ども世帯は4人暮らし。21坪の面積に部屋を並べるだけでは、窮屈です。

そこで、子世帯の方には、「部屋ではなく居場所をつくる」というアイデアを盛り込みました。

部屋として仕切ってしまうと、どうしても動線となる通路が必要になります。
ところが、この仕切り方を工夫することで、通路と部屋という空間が、とっても柔軟な働きをしてくれるのです。
簡単に言うと、人が通る時だけは通路になるけど、それ以外は部屋のように使えるという感じです(2枚目の画像参照)。

今まで大きな家で育ってきたCさん。
そして現在は、対照的に窮屈な仮設で暮らしています。

この震災で、建物の「広さ」という感覚を大きく揺さぶられた仮設入居者の方は多いと思います。
自分も田舎育ちだったので、それなりに部屋数の多い家で育ったのですが、結局は、家族のライフスタイルが変わるにつれて、個室がどんどん納戸化していく現状を体感してきました。
家という固定物とそこで生活する人間のライフスタイルというものを、よーく考えると、おのずと答えは見えてきます。

Cさん自身も、今回提案したプランの広さをみて、とても驚いていましたが、私と同世代で、やはり個室を与えられて育った環境のため、その行く末をよく理解されていました。
なので、今回の「部屋ではなく居場所を」というアイデアにも、共感してもらえました。

もちろん、子ども達が成長していく過程で、また大人達にとっても、「籠もりたい」時はあります。
でも、それは必ずしも「部屋」である必要はないのです。「場所」があればいいんです。

そんな場所をつくりだした、今回のプラン。

でも、あくまで叩き台の 1stプラン。

ここから、どんなふうに進んでいくか、楽しみです。

石巻市W邸:コン打ち。

2013.02.09 石巻:晴れ。

みなさん、こんにちは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

本日は、基礎立ち上がり部分のコンクリート打設工事です。
天気にも恵まれ、絶好のコン打ち日和となりました。

2013.02.02 WTNコン打ち。
打設前の状況。

2013.02.02 WTNコン打ち。
立ち上がり部分の配筋及び型枠の検査を行います。

型枠を組んだ状態で、再度鉄筋のかぶり厚なども確認。
その他、アンカーボルトなどもチェックして、施工の承認。
予定通り、午後一でコンクリートの打設が始まりました。

2013.02.02 WTNコン打ち。
打設完了。

ここから1週間は養生期間です。
コンクリートの初期強度が出るまで、型枠を外さずに固定しておきます。
冬場はコンクリートが固まるまで時間がかかるので、通常3,4日ぐらいですが、今回は7日間養生します。

さあ、建て方の段取りが見えてきました。
2月20日が上棟予定です。

葛飾区T邸:2stプレゼン。

2013.02.02 東京:晴れ。

みなさん、こんにちは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

本日は、T邸2回目のプレゼンでした。

まず最初に余談です。
ブログタイトルが「2stプレゼン」となってますが、本来なら「2nd(second)プレゼン」ですよね。
プレゼン資料を作るときに、1stプレゼンという表記から数字だけ変更してしまって、2stプレゼンになってしまいました。
そして、そのままプレゼン資料を提出してしまいました。
というわけで、別にエンジンのプレゼンというわけではないですw
ま、愛嬌と言うことで。。。

さて。
前回のブログで出てきたアイデアをもとにつくった新プランを携えて、お施主さんの元へ。

開口一番、
「前回のプランのことは、一旦忘れて、新たな気持ちで見てくださいね」
と伝えました。

そして、模型やら図面やらCGやらで説明。
お施主さんも、前回とはまったく違うプランが出てきたので最初は戸惑っていましたが、徐々に、今回のプランに引き込まれていきました。

30分ほどで説明を終えて、それからなんやかんやと、お話タイム。

そして面白かったのが、ご主人は最初のプランと今回のプランの違いになかなか順応できずにいるなか、奥様の方が、すんなりと今回のプランを受け入れて気に入ってくれたこと。
このT邸ブログを最初から読んでいただいている方はわかるかと思いますが、今回の依頼のきっかけは、ご主人の方が、建築家に設計を依頼したいと思っていたことにあります。
一方で、奥様はふつうの建売ぐらいのイメージしかもっていませんでした。

なので、最初に顔合わせをして話をしていた頃は、自由な空間というイメージをまったく持てずにいた奥様が、なんどもお話をしたりしているうちに、すっかり柔軟な思考ができるようになっていたのです。
その一方で、色々なこだわりやイメージをおぼろげながらも持っていたご主人は、最初のプレゼンで思い描いたイメージから、今回のプレゼンにシフトするのに、時間がかかっているようでした。

しかし、あれやこれやと話をしているうちに、ご主人も、今回のプランが、前回の打合せを踏まえて出てきたアイデアでできていることを実感しはじめたみたいで、最後には

「このプランに愛着がでてきました!」
と、嬉しい一言。

実は、まったく違うプランと言っても、本当は繋がっているんです。
ただ、アウトプットの形がちょっと違うだけで。

そんなこんなで、今回もあっという間に2時間ぐらい時間が経ってしまいましたが、楽しくプレゼンできました。

今回のプランをベースに、今後は細かい部分を詰めていくことになります。
よかったよかった。

2013.02.02 TSNプレゼン2。
今回のプレゼン模型をチラ見せです。
建物の真ん中にどーんと配置された階段。
これが「踊り場ハウス」のポイントです。

2013.02.02 TSNプレゼン2。
おなじく、階段部分。

2013.02.02 TSNプレゼン2。
開口部から覗き込んだところ。
今回はあくまで「チラ見せ」ですw

2013.02.02 TSNプレゼン2。
といいつつ、少しだけ、全体の感じをお披露目。
「踊り場ハウス」の名前の由来は、踊り場部分がニューッと伸びて広がって、部屋みたいな場所になっているところから来ています。

石巻市W邸:配筋検査。

2013.02.01 石巻:晴れ。

みなさん、こんにちは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

本日は、基礎工事の配筋検査の様子を伝えます。

前回も書きましたが、基礎というのは工事が終わると隠れて見えなくなってしまう部分なので、設計監理でも神経をつかう部分です。
今回も、雪という悪天候でスケジュールが変更になったりしましたが、コンクリートの打設前に必要な検査を行いました。

2013.02.01 WTN配筋確認。
基礎配筋全景。
天気に悩まされた工程でしたが、今日はよく晴れました。

2013.02.01 WTN配筋確認。
べた基礎の耐圧版の厚さを確認します。

2013.02.01 WTN配筋確認。
続いて、鉄筋のかぶり厚さを確認します。
かぶり厚さとは、コンクリートの表面から鉄筋までの厚みのことです。人間の身体で言えば、鉄筋が骨、コンクリートが肉という感じで、その肉の厚さを「かぶり厚さ」と言います。
これがきちんと確保できていないと、強度が確保できないので、しっかりチェックします。

2013.02.01 WTN配筋確認。
細かい説明は省きますが、基礎の各部位によって、このかぶり厚さの規定も変わってきます。
それぞれの場所で、規定の厚さが確保出来ているか確認します。

2013.02.01 WTN配筋確認。
こちらは、耐圧版の鉄筋のピッチをチェックしています。
基礎の形状によって、このピッチも色々と規定があるのです。

その他、基礎の鉄筋同士の定着長さ(重ねしろ)や、ホールダウンアンカーの埋込長さなどの確認をして、配筋検査完了。

明日は、耐圧版部分のコンクリート打設。その後、立ち上がり部分の

次回は、2月9日。基礎立ち上がり部分の型枠および配筋確認の予定です。