月別アーカイブ: 2012年10月

石巻市W邸:契約と確認済証。

2012.10.31 石巻:曇り。

みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

昨日は、常陸大宮市N邸、本日は石巻市W邸。
東日本を行ったり来たりする日々が続いています。

さて。
先日、石巻市役所に申請していたW邸の建築確認の審査が無事に通って、本日「確認済証」を受け取ってきました。

施工請負契約も無事に締結し、これらをもって、住宅ローンの本審査に入ります。
審査期間は約2週間。

ここまでお施主さんと施工業者と三人四脚で頑張ってきたので、いよいよという気持ちが徐々に高まってきています。
11月末に土地の引き渡しを済ませたら、地盤調査に入ります。

W邸:市役所からの風景。
石巻市役所5階からの眺めです。
眼下は石巻駅。
早く、全線復旧してもらいたいものです。

W邸:建築確認済証
細かな追記事項はありましたが、訂正なしで済証取得できました。

常陸大宮市N邸:建具設置、そして塗装・クロス工事。

2012.10.30 茨城:晴れ。

みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

仕上げ工事にさしかかると、どうしても現場に赴く回数が増えてきます。

「先生」としての威厳を保つため、現場に行かないことを美徳とする建築士もいるようですが、自分には、到底できません。。。
こうして、経費がかさむんですよねぇ(^^;
でも、自分の目で見ないと、分からないことって多いですから、いいんです。

さて、余談から始まりましたが、
N邸、順調です。

本日は、塗装工が現場に入っていました。

N邸:外壁塗装1
現在は外壁の塗装中。
明日からは、内部の塗装に入ります。

N邸:ピロティ塗装下地
ピロティ部分の天井も、塗装下地のパテ処理が為されています。
床部分は土間コンクリートなのですが、きちんと養生してあって、職人さんの仕事に対する姿勢が伺えます。

N邸:建具
塗装が必要な造作建具も、きちんと納められています。

N邸:キッチンから。
内観もお披露目したくてウズウズしてるのですが、
キッチン越しのチラ見せ程度に抑えます。。。

塗装工と打合せしたのちに、塗装工事のあとに入るクロス業者と打合せして、本日は完了。

葛飾区T邸:エスキス。

2012.10.28 東京:雨。

みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。
今日は、ゲリラ豪雨がすごかったですね。

みなさん、エスキスって言葉を知っていますか?
エスキスとは、フランス語のesquisseの日本語読みであり、
意味合いとしては、「下絵、スケッチ。彫刻の粗造り。文学作品の草稿」であり、
建築業界では、いわゆる考察段階の作業のことを指します。

本日は、葛飾区T邸のエスキスでした。

実は、今回デザインスペックでは、新たな試みとして、
「プロジェクト・パートナー」を採用することにしました。

いわゆるスタッフという括りではなく、このプロジェクト単位で、コラボレーションする共同設計者です。
今回のパートナーは、
NikaraSunday代表の 小川綾子さん。
みずから施工も手がける、インテリアデザイナーです。

本日は、その打合せ。

お互いの考え方をぶつけあいながら、対話を重ねます。
あっというまに4時間経過、タイムアップ。
また1週間後に再試合(?)となりました。

エスキスというのは、一人でやっているときは、仮想施主や仮想第三者を想定し、それらと対話しながら、プランを練っていくのですが、
こうしてリアルにパートナーが居ると、その価値観の大小や、関心の方向性のバラツキが、よい刺激となります。

今回も、4時間の対話の中で、自分の案に、新たな視野が開け、アイデアが閃きました。

次の打合せは11月5日。

こうしてエスキスを重ねていくことで、おぼろげなプランが、だんだんと形になっていくんですね。

エスキス1
やわらかいスケッチで、空間のイメージを膨らませていく小川さんのエスキスは、自分とはまったく異なるアプローチで、刺激的です。

エスキス2
ラフな模型も使いつつ、あーだこーだーと討論は続きます。

エスキスKB
ちなみに、これは自分のエスキス模型。

さてさて、これから、このプロジェクトは、どんなプランに着地するのでしょうか?
楽しみです!

常陸大宮市N邸:内装仕上げ。

2012.10.24 茨城:晴れ。

みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

さて、このN邸も、いよいよ完成間近となって参りました。
というわけで、完成したときの感動と驚きをとっておくために、
今回のブログから、ちょこっと写真の露出を控えます(笑)

では、写真の代わりに、言葉で現状をお伝えしましょう。

まず、外観。
いつもの定点観測地点から見ると、外壁は塗装工事を残すのみとなっています。
サイディングのジョイント部分やサッシ廻りには防水コーキングが施工されているので、その施工状況をチェック。
合わせて、換気ダクトなどの開口部も確認。
きちんと目張りされていて、優秀な現場です。

そのほか外部は、軒天の塗装、玄関廻りのタイルや砂利敷き、犬走の施工を残すのみ。

続いて中に入りましょう。
大工さんの工事も最後の調整を残して完了しました。
仕上げ材が傷つかないように、養生材で覆われていますが、なかなかの施工精度です。
床下収納や玄関収納など、細部の造作もほぼ完了。

これからの工程としては、クロス工事、塗装工事、建具設置、設備工事、クリーニング。
という感じです。

というわけで、本日のお題は、塗装およびクロスの色・材質の選定。

N邸:クロス選定。
クロス選定中。板張りとのバランス、空間とのバランスを考えながら、あーだこーだと思案中。

内部の塗装は、木の素肌感を損ねずに、なおかつ耐久性・耐摩耗性などを確保するために、蜜ろうワックス、浸透性の保護材を選定。
こちらも、ただ機能性だけで選ぶのではなく、木質の色味や空間の色のバランスなどを考慮して、選定しました。
結構、この辺が頭を悩ますところなんです。楽しいですけど(笑)

さて。
無事に、仕上げ材が決定し、内部空間を再度くまなくチェック。

N邸:リビングから。
1階の様子をちょっとだけ。
養生が外れ、クロスと塗装が入ると、いよいよ完成。

N邸:2階から。
2階の個室から。
この窓からの眺め、結構お気に入りです。

内部造作も、大工さんが頑張ってくれたおかげで、良く仕上がっています。

N邸:飛行機雲。
ほんとは外観もお見せしたいのですが、
ぐっと我慢して、ファインダーを上に向けたら、
澄んだ青空に、飛行機雲が二つ。

石巻市W邸:建築確認。

2012.10.17 石巻:晴れ。

みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

「暑さ寒さも彼岸まで」
と言いますが、ほんとにその通り。
あれだけ暑かった石巻の夏もどこへやら?という感じで、すっかり朝晩は冷え込むぐらいになりました。

さて。
今年の五月から進めていたW邸。
本日の午前は、お施主さんとの打合せ。
まずは、工事見積金額を提示。当初の予算内に納めたので(プランもそうですが、施工請負業者とのやりとりも頑張りました!)、問題なし。
これにて工事契約へ進みます。
その後、最終プランや素材サンプルなどを見せて、建物のイメージを伝えつつ、今後の流れについて説明。
お施主さんも
「いよいよですね!」
と喜んでくれています。

ところで。
家を建てる場合、その管轄の行政に「建築確認」という申請をします。
「こんな家を建てますよー。建築基準法に則してますよー。」という図面やら資料を作って申請して、審査してもらうわけです。

というわけで、
打合せの後、市役所へ建築確認の申請をしにしてきました。

予め準備しておいて申請書類を提示。
石巻市役所・建築指導課の窓口さんは、書類をパラパラ見ながら、
「変わったプランですねぇ。面白いですねぇ。」
を連発していました。
聞けば、石巻では殆ど建て売りやハウスメーカーの出来合プランばかりで、オリジナルプランの申請はほとんどないのだとか。

窓口さんが、ちょうど審査をする建築士だったみたいで、プランに興味を持ってしまったらしく(笑)
「ここ、面白いですねぇ。これどうなってるんですか?」
とか、
「なるほど。こういう風に納めるんですねぇ。」
とか、
受付に関係ないことで少々盛り上がってしまいました。
でも、嬉しいことです。

さて、石巻での新築第一号。いよいよ動き出します。

石巻市W邸:建築確認。
減免について。
震災被災者が新しく家を建てたり、大規模修繕などをする場合、来年三月までの申請は、申請手数料が免除されます。

葛飾区T邸:頭の体操。

2012.10.11 東京:晴れ。

みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

今まで、風致地区やら敷地シミュレーションやらと、色々動いてきたT邸ですが、最終的に、別の土地で計画を進めることになりました。

先日、施主さんの方から、土地の契約が完了した旨の連絡を頂いたので、
今日は、改めてヒアリング打合せをしてきました。

実は、土地が決まる前に、一度ライフスタイルのヒアリングは行っているのですが、今回は、またちょっと趣向が違うヒアリングです。

その名も、

「頭の体操。」

どういうことかと申しますと、要は、巷に溢れる住宅情報などに晒されて、思考停止状態になってしまっているお施主さんの頭を、柔らかくしてあげようというわけです。

過去の事例や、自分と設計スタイルが似ている建築家の住宅事例などを紹介しながら、既成概念で凝り固まった頭をほぐすように、ゆっくりじっくりと話をしていきました。

そこで、お施主さんから出た一言、

「家って、自由なんですね!」

はい、そうなんです。
その言葉を待っていたんです。

家は「買うもの」ではなく、「つくるもの」。
だから、住む人に家を合わせてつくればいい。
住む人が、予めつくられた家に合わせて住む必要はないんです。

でも、そこが思考停止になっている施主さんの実に多いこと。
その原因は、あえて書きませんが、昨今の住宅市場を見れば、明らかです。

というわけで、
Tさんの家づくりの最初の扉は、しっかりと開きました。
これから、楽しいプランニングのはじまりです!

T邸。土地。
ここが敷地。
古屋を解体したときの、周辺の見え方なども重要なので、まずは解体から始まります。

水戸市H邸:植栽配置の測量。

2012.10.10 茨城:晴れ。

みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

昨日は常陸大宮市N邸の打合せのあと、水戸市O邸のお施主さんと食事会をして実家に泊まりました。
なので、本日のH邸のおしごとは、実家からのアクセスなので、いつもよりちょっとだけ楽ちんです。

さて、先日施主のH氏より、敷地の測量図を頂いたのですが、古い土地のせいか、何筆にも分かれていて複雑だったので、ひとまずCAD化しました。
これをベースにプランを練ることになるのですが、この敷地でもう一つ特徴的な要素として

「植栽」

があります。

H邸。植栽1
南北に細長い土地の南面には、シャラの木や松、モミジなど、色んな樹種の植栽が植えられています。

今回のH邸は建て替えになるので、その際にこれらの植栽を全て伐採して更地にしてしまうこともできるのですが、
せっかく今まで、この敷地で育ってきたのですから、新たなプランと共存できそうなものは残していこうという話をお施主さんとしました。

なので、今回はその植栽配置の測量です。

H邸。測量。
CAD化した敷地図にメジャーで計測した木々をプロットしていきます。

H邸。植栽2
また、今回の敷地は、南側が緑地になっているので、
その借景もうまく生かせば、楽しいプランになりそうです。

ヤブ蚊と闘いながら(笑)、一通り測量を終えました。
さあ、これをまたCAD化して、いざエスキス!!

測量後、水戸市役所に行って、道路課、下水道課、建築指導課などを回って、情報集め。
道路の幅員も十分にあるし、TELヒアリングでもろもろ確認していたので、別段問題はないはずなのですが、実は施主さんに頂いた測量図の緑地側にちょっと気になる「道」なる文字がありまして。

確認してみたら、これは
「赤道」
でした。

赤道とは、公図上で赤色に記された道で、いわゆる道路法の道路ではないものです。簡単に言うと「農道」ですね。
これが敷地の南側にありました。

そして、これを道路として扱うかどうかは、各行政でまちまちらしいので、市役所に質疑書を提出。
回答は2週間程度かかるとのこと(さすが、お役人さん・・・)。

ともあれ、こうゆうことがあるので、どんな場合でも、実際に役所で確認するのは重要なんです。

H邸。市役所ヒアリング。
水戸市役所仮設庁舎。先の大震災の影響で、まだ仮設の部署も多いです。

常陸大宮市N邸:内部木工事。

2012.10.09 茨城:晴れ。

みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

N邸の工事も、いよいよ終盤にさしかかってきました。

N邸。定点全景。
いつもの定点写真。
外観は前回からは変化ありません。

室内では、木工事が進行中。

N邸内部。サワラ板張り。
板張りの内装仕上げ工事中。
樹種はヒノキに似た「サワラ」という木材を使っています。

N邸内部。キッチンから。
キッチンスペースからの眺め。
階段が施工され、空間のイメージがだいぶ分かりやすくなってきました。

N邸内部。子供部屋から。
2階の吹抜に面する小窓から見下ろしたところ。
階段がものすごく大きいのがわかるでしょうか?
ここが今回の設計のポイントにもなっています。

N邸内部。リビングから庭。
1階のリビング的な空間からの眺め。
大工さんと現場監督さんと一緒に、床下収納部分の打合せ中。

まだまだ下地の箇所が多いですが、木工事も8割ぐらいは完了しているので、これが終わると、クロス工事、塗装工事、と一気に仕上げに向かって進んでいきます。

N邸外観。
いつもと違った角度からの外観。
光の関係で、屋根の色合いも違って見えます。

野田市T邸:初打合せ。

2012.10.06 埼玉:雨のち晴れ。

みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

すっかり、というか、ようやく、というか
秋らしくなってきました。

さて、本日は埼玉県の吉川町にて、お施主さんとの初打合せ。

なんと、2週間前に入籍したばかりの、新婚さん夫婦です。
そして、奥様はドラマー、ご主人はボーカル&ギタリスト という音楽家夫婦。

夢は、家にスタジオ!
いいですね!楽しそうですね!
考えるのが、ワクワクしちゃいます。

とは言っても、これから資金を準備したり、土地探しをしたりという段階なので、
実際に家づくりが始まるのは、もうちょっと先になりますが、この段階から相談してくれるのはとってもありがたいです。

というのも。
通常、我々がお施主さんに会ってからプランを提案するまでは、せいぜい数ヶ月。
その間に、お施主さんがどんな人で、どんな暮らしを求めているのかを対話の中から掴まなければなりません。

もちろん、プロとしてやっていますので、最初に会えば大体の人間像は掴めますし、要望もくみ取ることはできます。
でも、時間を共有すればするだけ、より深く理解することができます。

今回は、そのための時間がたっぷりあるんです。
プランもじっくり考えることができます。

だから、ありがたいんですねぇ。

家づくりを考えている、みなさん。
こんな段階から相談してくれて、全然構わないんですよ!
むしろ、設計屋としては、ありがたいんですよ!
土地も資金も決まってなくていいので、建て売りとかハウスメーカーに行く前に、一度気になる建築士さんに話をしてみるのも一つの手ですよ!