カテゴリー別アーカイブ: 2011_常陸大宮市N邸

常陸大宮市N邸:上棟検査。

2012.08.09 茨城:晴れ。

みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。

本日は、常陸大宮市N邸の上棟検査についてです。

朝一で構造設計事務所のT氏に現場に来てもらって、施工業者立ち会いの元で、金物や釘のピッチ、釘の打ち込み状況などを確認しました。
今回の現場での指摘事項は、釘のめりこみおよび金物の追加指示でした。
現場は、人の手によるものなので、毎回必ず何かしらの指摘事項はあります。
大変なときは、施工のやり直しを指示することもあります。
現場の苦労を考えると、指示を出すのも辛い気分ではあるのですが、建物は気分では頑丈になりませんので、そこは心を鬼にして、厳しく対処します。
というわけで、今回のような追加指示は、とても軽微なものなので、よかったです。
ちなみに、釘のめり込みとは、構造用合板を打ち付けるN釘というものがるのですが、これが合板に半分以上めり込んでいると、構造耐力が半減してしまうため、そのめりこみ深さをチェックするのです。
これらの釘は、昔は玄翁(トンカチ)で手打ちでしたが、今は釘打ち機という空気圧を利用した工具で打つことが多いです。なので、釘頭が出っ張るよりも、めり込む方が、後で手打ちをしなくていいという理由から、大工さんも、空気圧を高めにして打つことが多いです。
ところが、こうすると釘がめり込みすぎることが多いんですね。
今回の現場も、そのような箇所がいくつか見られたので、めり込み具合の指示と、追加の釘打ちの指示をしました。
もうひとつは金物指示。
今回はHD金物(ホールダウン金物)の指摘事項でした。
この金物は、建物の引き抜き(上に持ち上がる力)に対して効力を発する金物です。
これは、図面には配置が記載されているので、まったく金物が施工されていないということは殆ど無いのですが、
柱の上下のどちらかの施工忘れというのは時折あります。
今回もそのケースでした。
なので、追加で設置するように指示。
それ以外は、施工精度も良く、安心の現場でした。
これから、サッシ、屋根、外壁と進んでいくにつれて、どんどん形が見えてきますよ。
楽しみですね!
上棟検査1
建物全景。
屋根は合板および垂木が施工され、ルーフィング(防水紙)を施した状態となっています。
屋根合板も構造的に重要な役割があるので、ルーフィングをめくって、釘などを検査しました。
上棟検査2
内観。
ちょうどリビング部分になります。
構造のチェックと同時に、日の入り方や、空間の仕上げのイメージなども確認します。
上棟検査3
内観。
今回は、深くつきでた庇がひとつの特徴でもあります。
最近は、まるで念仏のように「日当たりの良い部屋」というフレーズがありますが、無計画な採光だと、無駄に暑く無駄に寒い空間になりがちですので、このように庇でコントロールするのもプランニングの一つのポイントです。
上棟検査4
構造設計事務所のT氏。
独立前からのおつきあいなので、もうかれこれ10年近くお世話になっています。
上棟検査5
建物全景。
実は午後に水戸で別件の打合せがあったので、一旦現場を離れたのですが、夕方、再度確認のために現場に立ち寄った時に撮影しました。
職人さん達が帰ったあとの現場のチェックも兼ねて。
後片付けが行き届いていたので、とても安心しました。
綺麗な現場は施工もしっかりしているという通説は意外と当たるんです。

常陸大宮市N邸:金物。

2012.07.30 茨城:晴れ。
みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。
もう「暑い」って書きません。
わかりきってることだから(笑)
さて。
本日は、常陸大宮市N邸の現場打合せでした。
27日に上棟した際に、写真では確認していましたが、
こうして骨組みを実際に目にして、
「これはいい空間になるぞ」
と、思わずつぶやいてしまいました(笑)。
ハウスメーカーや建て売りと違って、我々のような建築士による設計の醍醐味は、図面に描いた空想図が、こうして現実に立ち上がってきたときの、なんともいえないリアリティです。
このN邸、実はサブタイトルとして「大きな廊下のある暮らし」と銘打っております。
その名の通り、家の3分の1を占める、でっかい廊下があるのですが、それがなんとも良い感じになりそうで、ワクワクしてしまうのです。
こんな骨組み状態で、こんな興奮していて、ちょっと変ですか?(笑)
と、そんなこんなで、ぐるりと見て回りながら、
きちんと金物や接合部分などのチェックも行います。
その後、次に発注するサッシやらなんやらの寸法どり、土間仕上げの打合せなどをこなして、現場打合せ終了。
次回は8月9日の上棟検査です。
骨組み1
定点写真。
骨組み2
1階の様子。
骨組み3
登り梁を手刻み中の棟梁。
骨組み4
2階の様子。
骨組み5
屋根。棟梁が刻んでいる梁は、この部分の梁です。
機械加工できない部分で、最後に頼りになるのは人間の手なんですね。
骨組み6
骨組み全景。
なかなかのプロポーションです。

常陸大宮市N邸: 上棟。

2012.07.27 東京:晴れ(猛暑)。
みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。
とにかく、、、、暑い。ですね。。。
事務所のある足立区では、連日「熱中症警報」が発令されています。
みなさんも気をつけましょう。
さて。
本日は、常陸大宮市N邸の建て方でした。
諸事情により現場に行けず、現場監督とiPhoneにてやりとりしながら、棟上げの様子を遠隔確認します。
この暑さの中で職人さんもさすがにバテ気味で、作業はゆっくり進められました。
一日かかって、建物の骨格があらわになりました。
途中で「くねっ」と折り曲がったフレーム。
いい感じです。
30日の現場確認が楽しみです。
建て方1
朝一で足場が組まれ、
建て方2
建て方スタート。
建て方3
暑さの中、怪我や事故のないよう、慎重に工事が進みます。
建て方4
棟木が設置されて、
建て方5
登り梁が架けられていきます。
建て方6
作業は2階の床組も同時に進み、
建て方7
無事に上棟〜!
かなりいい感じです。

常陸大宮市N邸:基礎工事。

2012.07.18 常陸大宮市:曇り。
みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。
本日は、午前中石巻を出て、常陸大宮市の現場を見てから、東京に帰るというスケジュールでした。
さて、前回のブログでは配筋検査の様子をお伝えしましたが、今回はその後の経過報告です。
残りの基礎工事部分の流れとしては、
耐圧板打設:べた基礎のベース部分のコンクリートを打設します。
養生:コンクリートが固まり初期強度が出るまで養生します。
基礎立ち上がり打設:立ち上がり部分のコンクリートを打設します。
養生:コンクリートが固まり初期強度が出るまで養生します。
脱型枠:型枠をばらします。
という感じになります。
今回は、基礎立ち上がり打設まで施工完了している時点での現場確認でした。
アンカーボルトやホールダウン金物の個数や配置など再度チェックし、問題ないことを確認します。
さあ、基礎ができあがると、いよいよ建て方の工程に入り、建物の骨組みが見えてきますよ。
定点
定点観測。
南西から
全体的な施工状況は良好です。
金物チェック1
個別にアンカーボルトやホールダウン金物のチェック。
金物チェック2
基礎幅およびアンカーボルトの配置もチェック。

常陸大宮市N邸:配筋検査。

2012.07.09 茨城:晴れ。
みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。
今日は、むっちゃくちゃ暑かったです。。。
現場は当たり前ですが、外なので、大変ですね。
(とは言え、我々のような建築士より、現場の職人さんの方が、もっと大変ですけどね。。。)
さて。
今日は、常陸大宮市N邸の配筋検査です。
前回のブログ以降の工程としては、
捨てコンクリート打設:基礎配筋をするための下地としてコンクリートを打設します。
耐圧板配筋:べた基礎の底盤(耐圧板)部分の鉄筋を組みます。
基礎立上り配筋:壁ができる部分には基礎にも壁がありますその部分(立ち上がり、と言います)の鉄筋を組みます。
型枠:基礎の外周部の型枠を組みます。内部の型枠は耐圧板のコンクリートを打設してからです。
アンカーセット:基礎と土台をつなぐアンカーボルトやホールダウンといった金物を設置していきます。
配筋検査:構造設計と共に、施工がきちんとなされているかのチェックを行い、必要に応じて是正指示を出します。
という感じです。
いくつか細かい指摘事項はありましたが、全体として、配筋の施工精度はとてもよかったです。
指摘事項の是正が完了したら、いよいよコンクリート打設です。
この暑いさなかのコンクリート打設は本当に大変ですが、職人の皆さん、宜しくお願いします!!
N邸:定点2
定点観測。
N邸:配筋の様子1
配筋の様子。綺麗な工事です。
N邸:配筋の様子2
配筋のピッチなどを確認します。
N邸:配筋の様子3
基礎の立ち上がり部分。寸法および、鉄筋とコンクリートの隙間(かぶり厚と言います)のチェックをします。
N邸:配筋検査
構造設計T氏による検査。

常陸大宮市N邸が着工しました。

2012.06.29 常陸大宮市:晴れ。
みなさん、こんばんは。
一級建築士事務所デザインスペックの小林です。
昨年秋に設計依頼があってスタートした常陸大宮市N邸。
6月26日に地鎮祭を終えて、翌27日に着工となりました。
本日は、1回目の現場確認と施工打合せです。
遣り方 :通り芯(建物を建てるための基準線)を実際の敷地で設定する工程
床堀り :基礎コンクリートを打設する部分の地面を掘る工程
砕石敷き:基礎コンクリートを打設する下地をつくる工程
転圧  :砕石をランマーで敷き固める工程
防湿シート敷設:地盤面下の湿気が上がってくるのを防ぐ工程
と、ここまでの工程での確認です。
敷地に対する配置を確認した後、GL(グランドレベル:基準時盤面高さ)の確認、通り芯をチェックしてから、
砕石の敷設状況、転圧状況などを確認します。
掘削土も確認しましたが、赤土で大変良好な地盤であることが確認できました。
防湿シートの敷設が途中まで進んでいますが、このシートが全て敷き終わったら、
基礎コンクリートのベースとなる「捨てコンクリート」の打設となります。
毎度の事ながら、現場が始まると、ワクワクします。
N邸着工
いよいよ、N邸が着工。
この位置からの定点写真を撮っていき、最後にパラパラGIFを作る予定です。
N邸着工後、同窓会
夜、中学の同級生が営むお店へ。
今回は施主も中学の同級生です。
行ってみると、成人式以来の旧友が来ており、
思いがけずプチ同窓会となりました。

常陸大宮市の二つの家

2012.05.23 東京:晴れ。
昨日の天気と打って変わって、今日は快晴で暖かいですね。
今日は、茨城県の常陸大宮市で計画中の二つの家について。
ひとつはすでに設計が固まり、6月頭から着工予定のN邸。もうひとつは、現在プラン調整中のO邸。
ともに、去年の震災で被災してしまった従前の家屋からの建て替えです。
「地震に強い」ということをうたい文句にしている建て売りなどをよく見かけますが、この地震国で、地震に強い家というのは、大前提です。
なので、そこを「ウリ」にするのではなく、最低条件として取り入れた上で、どうやって施主さんのライフスタイルに合わせた「家づくり」ができるのか、を常に考えています。
N邸:第1回プレゼン模型
『N邸』
O邸:第1回プレゼン模型
『O邸』